AI時代を先取りする進路選択|多摩美術大学
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メーカー編ゲーム編IT編メディア編建築・インテリア・宣伝・広報編ランドスケープ編エンターテインメント編公務員・団体職員編松永さんがアートディレクションを手がけた『ポカリスエット』のグラフィック広告アイデアをビジュアル化する力が、チームの動きを変えると実感2014年から2021年まで『ポカリスエット』のアートディレクションを手がけていたのですが、その仕事の幅は広く、ロゴやポスター作成だけにはとどまらず、デジタルの企画を考えたり事業の拡大を担ったりと非常に細分化されています。アイデアを可視化できる技術は美大で勉強を重ねたからこそ身についたことですし、それが今の仕事において求められていると実感しています。17歳のときに佐藤可士和さんの作品に衝撃を受けてデザインの可能性に興味を惹かれ、多摩美のグラフィックデザイン学科に入学しました。第一線で活躍されている先生方が教えてくださるのでとても刺激的でしたし、学生の作品を見て喝を入れてくださるので、中途半端じゃダメなんだと気持ちが引き締まりましたね。出された課題は全部やって、考える力をひたすら訓練していた学生生活でした。プロジェクトに携わるときはチームで動くのですが、アイデアや戦略をアウトプットしようとするとき、そのビジュアルを想像していいか悪いか見分けられる人がいないと実際に作ってからの判断になってしまうので、チームの動きが格段に変わるなと実感しました。特に『ポカリスエット』はビジュアルの力を上手く使って進めているキャンペーンなので、みんなが『ポカリスエット』に抱いているイメージや期待していることを考えるときに、ビジュアル化する技術が生きているなと思います。zeroアート・ディレクター[2011年 グラフィックデザイン卒]「体験者がどう動くか」を意識日産自動車株式会社と株式会社赤ちゃん本舗の協業プロジェクトに携わり、「INTELLIGENT PUPPET イルヨ」という運転中の子守り支援ロボットのコンセプトモデルを開発しました。プラナーの仕事は多岐に渡り、「体験者がどう動くか・どう感じるか」ということを意識しています。株式会社スタイリングライフ・ホールディングス プラザスタイル カンパニー / カンロ株式会社 「EMOTIONAL CANDY(エモーショナルキャンディ)」※現在は販売を終了しています。Z世代のアメ離れをデザインで解決「Z世代のアメ離れ」という課題があり、味が感情のように変化する「EMOTIONAL CANDY(エモーショナルキャンディ)」を開発。SNSにアップしたくなるようなビジュアルにしたところ、「エモいアメ」として話題になりました。日産自動車株式会社と株式会社赤ちゃん本舗の協業プロジェクト「INTELLIGENT PUPPET イルヨ」クリエイティブ局坂本チームアートディレクター[2012年 グラフィックデザイン卒]TBWA\HAKUHODO Innovation Hub所属エクスペリエンスプラナー[2019年 統合デザイン卒]15多摩美からの進路選択大手広告代理店から企業の宣伝部、CM映像制作会社にも多くの人材を送り出しているこの業界に進む多摩美生は、国際的な広告賞など数々の受賞歴を持つ者も多い。その実績を評価され、毎年安定した採用があることも特徴のひとつ。朝日広告社、ジェイアール東日本企画、大広などの大手広告代理店の他、資生堂など伝統ある企業の宣伝部門、東北新社やロボット等、CM映像制作会社にも多くの人材を送り出している。電通博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ松永 美春 さん 小暮 菜月 さん 渡辺 光 さん

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