AI時代を先取りする進路選択|多摩美術大学
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30進学校だったので国公立大学やトップ私大を目指す人が多く、何となく国公立を中心に受験を考えていました。文系で国際系に興味がありました。高2になってデザインにも興味が出て先生に相談したところ、すぐに美術予備校に通ったほうがいいと言われ夏休みから画塾に通い始めました。進路を決めかねて大学について調べていると、多摩美に実技試験がなく共通テストだけの入試があると知りました。実技には自信がなかったので、これならチャレンジできると、高2の冬にようやく進路を決定できました。入学後、表現の力では、なかなか上の方には行けませんでしたが、デジタルデザインや機構に関しての理解など、それまでの勉強の蓄積を生かすことができて、引けを取らずに課題を楽しむことができました。2年の時に、アメリカへの海外短期留学「パシフィックリム」に行くことができ、身に付けていた英語の力も試せて、多摩美に入ってよかったと思いました。高校の時、部活で部長を務めていたのですが、高3になる春休みにイベントの企画やビジュアルデザインなどを部長として一人で手がけました。楽しそうにしている姿を見た父が、美大を受験してみたらと薦めてくれました。それまでは、国立の難関校にチャレンジするつもりで、理学部受験のための勉強をしていました。進学校だからと目指していたんですが、本当にやりたいことって何なのかということを自問自答して、美大に至りました。すでに5月、準備が間に合うかと思ってたところ、共通テストだけで受けられる入試があると知り、オープンキャンパスに足を運んでみて、ここだと決めました。最初は、表現するうえで技術面の差があるのが非常に不安でした。デッサンは全く未経験でしたが、実技で入った友人たちから色々教えてもらったりして基礎中の基礎はクリアできました。表現力の差は自分の得意な思考力やアイデアでカバーできるので、不安は払拭できました。元々、総合大学の建築学科の受験を考えていました。私は工学的面ではなく、デザイン的面から建築を考える、意匠建築を学びたいと考えていました。実際に手先でモノに触れながら思考し、創造を進めたいと考えた時、美大で学ぶ事が一番近いと思い受験するに至りました。人の想い、スケール感、素材感を大切にし、機能とデザインのバランスが良い建築に魅力を感じるため、私自身もそう言った建築を設計できるよう学んでいきたいと考えています。入学前は、もっと出来て、当然のようにデッサン・デザインが行われるものだと不安に感じていたのですが、そうではなく、デザインに関しては皆が一律には初めて手掛ける状況にあり、デッサンに関しても、パースなどを一から丁寧に指導して頂いて、とても助かりました。今では、入学以前の自分がいた環境では生み出されなかった、思考や視点を非常に身近に感じることが出来るようになりました。スケッチなどを介して行われる、やりとりに刺激を受け成長し、その新たなコミュニケーション言語が自分の中にも生まれて行くのがとても楽しく感じています。父も兄も建築家、その影響で物心ついたときから、建築家になるんだと決めていました。最初は当たり前の様に工学系の建築に行くつもりで受験の準備をしていました。小さい頃から絵を描くことやものづくりが好きで、思い思いの作品を作ることが出来た高校の美術の時間がとても好きでした。美大の建築も知ってはいたのですが、画塾に通ってまで行くほどではないと思っていました。そんな中、高3の夏に共通テストのみで受験できることを知り、選択肢の一つにしておこうと思いました。最終的に、合格した大学を並べてみて、自分が本当に行きたいのはどこだろうと思った時に、美大の建築になりました。美大という他の学科のデザインやアートを学ぶ人たちがいる環境の中で建築を学べるのは、工学系にはないすごく意義のあることだと思いました。国公立大学やトップ私大進学を考えていたが、高2でデザインにも興味がわいた高松高等学校 卒業井上 実柚さん(2022年 プロダクトデザイン専攻 入学)理学部を目指し受験勉強をしていた時、父から美大受験を勧められて調べてみた北野高等学校 卒業和田 紘希さん(2023年 プロダクトデザイン専攻 入学)入学前は実技に不安はあったが、スタートが一緒だし指導もあったので問題なかった桐朋高等学校 卒業沖山 侑太郎さん(2022年 建築・環境デザイン学科 入学)工学系の建築に行くつもりで受験の準備、高3の夏にこの入試を知りチャレンジ女子学院高等学校 卒業冨澤 久美子さん(2023年 建築・環境デザイン学科 入学)実技試験なし、共通テストのみの入試方法で入学した在校生に聞きました。

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