日本画油画版画彫刻工芸グラフィックプロダクトテキスタイル環境メディア芸術情報芸術統合演劇舞踊劇場美術特別選抜A■■教員コメントデッサン的な人物着彩、素直でストレートにモチーフを描こうとしているところが新鮮に感じる。正面から人物を描き、組み合わせている手と、その手で抱えている膝あたりに集中して形を説明している。そこにスポットが当たるように首から上は形を表すだけにとどめている作者の意図が分かる作品だと思う。教員コメント同系色を基調として全体的に落ち着いた印象を与える作品である。一つ一つがよく描けていて、特に人物の特徴を捉えている観察力、色と色との響き合いに作者の感覚の優れた点が窺える。全体感が良く、一見印象が弱そうに見えるが、ずっと見ていると描く基礎力が盤石な事が伝わり魅力的な作品だと感じる。教員コメントモチーフのモデルの衣装の黒い塊を画面にどの位の面積でどの様な形で入れるのかという、出題の狙いの一つによく応えている作品だと思う。淡い色のピンクに見える背景は多色を使って創意工夫し画質のいい平面になっている。人物の衣装の中身がよく描けているし黒の形も画面の中に良い形で入っている。教員コメント黒っぽい衣装の人物を、画面で分解して組み立て直す様な作業をしている。人物の表現と背景の作り方の解釈が異なるが、それが面白く見え、この作品の魅力になっていると思う。やや硬くなりがちな画面に服のシワを表す筆が走る様なタッチが、勢いと流動的な動きになっていて、強い印象を与えている。日本画《特別選抜A：総合型選抜》
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