日本画油画版画彫刻工芸グラフィックプロダクトテキスタイル環境メディア芸術情報芸術統合演劇舞踊劇場美術絵画学科 油画専攻一般選抜掲載作品は合格者より選定※デッサン、油彩は同一作者の作品を掲載しています。 ■■一般選抜問題 対象を描きなさい。条件 画用紙または木炭紙は、大学で用意したものを使用 すること。 1.火気、水、溶剤の使用は認めません。注意 2.参考資料やスケッチブック等の使用は認めません。 3.上記に反した場合、失格になることがあります。 4.出題の内容に関する質問にはお答えできません。使用紙 サンフラワーペーパー(M画/650mm×500mm) またはMBM木炭紙(650mm×500mm)問題 与えられたモチーフを手がかりに自由に描きなさい。1.キャンバスは大学で用意したものを使用すること。条件 2.モチーフのカセットテープは自由に扱ってかまい ません。 3.モチーフは試験終了後に各自持ち帰ってください。 1.火気の使用は認めません。注意 2.参考資料やスケッチブック等の使用は認めません。3.上記に反した場合、失格になることがあります。 4.出題の内容に関する質問にはお答えできません。使用紙 キャンバス・出題内容の把握・理解・基礎的な表現力・描写力・独創性(オリジナリティ)・作品への意欲的取り組み・魅力ある感性油彩 モチーフ出題されたモデルのポーズは、椅子に対し斜めに座り、背もたれに肘をかけ、顎にそっと手を添えるものです。まず、このポーズに隠されているさまざまな力のバランスを読み解き、それを意識して描けているかが重要です。また、衣服や肌の質感、頭にのせたサングラスやモデルの視線、身体の熱量など、対象と丁寧に向き合っているかが評価のポイントです。デッサン試験では基礎的な描写力、観察力はもちろんのこと、一人の表現者として自分自身の身体的経験を日常の中でどれだけ意識しているか、それが表現として結びついているかが評価のポイントとしてあげられます。油彩試験ではモチーフとしてカセットテープを各自に配布しました。カセットテープは1980年代を中心に広く一般的に使用されていた録音用磁気テープです。その存在について知ってはいても、この試験で初めて手に取ったという受験生も多かったかもしれません。まず透明なカセットや巻かれている磁気テープなどの形状から、さまざまな発見があるでしょう。そしてこのモチーフから、「メディア=媒体」ということについて考察することが重要なポイントです。音楽や声、時間といったものを扱うメディアを、絵画というメディアでどう表現するか。媒体としてのモチーフをさらに別の媒体へと展開させる自由で柔軟な思考力、表現力が評価のポイントです。特に、音楽や画像が情報データとして瞬時に配信され無数に所有できる現在の環境に対し、このモチーフについて考えることは同時に油彩でキャンバスに絵を描くことについて考えるきっかけにもなるでしょう。絵画表現の可能性に対し、安易で説明的なイメージに頼ることなく、率直に、そしてひたむきに向き合っているかが大切なポイントです。デッサン モチーフ油画《一般選抜》専門試験デッサン(6時間)油彩(6時間)採点基準デッサン/油彩出題のねらい・採点ポイントデッサン油彩
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