日本画油画版画彫刻工芸グラフィックプロダクトテキスタイル環境メディア芸術情報芸術統合演劇舞踊劇場美術一般選抜■■教員コメント一見ラフに引かれた線や薄く塗られた絵の具だが、クレパスなどの異質な画材を効果的に引き立てる下地作り、とても良くコントロールされた絵だ。しぶきを上げて手足をバタつかせ泳ぐ人など、有り得ない形態なのに切迫したリアリティがあり、又、上部の小さく入る半身像には、作者の絵画に対する知性を思う。↗ 教員コメント林の風景に、何コマかのストップモーションの人物が描かれている。一番手前のレイヤーには「再生」と「スキップ」のマークがあり、モチーフのテープを映像の記録媒体としてとらえたことがわかる。ある瞬間の映像を絵画構造に変換し、一枚の絵画の中に時間軸が取り込まれている。背景の林に人物の服の↗ ↗ 素描においては、同じ人が描いたのか？というほどの冷静さがあるが、ハイライトを際立たせネガポジを逆転させたような少々過剰な表現が魅力的な表情をつくり、消しながら描く白いデニムの表現など豊かな画力の習得が見られる。（文責＝村瀬恭子教授）↗ 赤い色をそこここに反映させ、さらに木々の隙間も複雑化し空間の揺らぎも生まれた。コンセプチュアルで魅力ある作品である。デッサンは対象を自分に引き寄せすぎではないか。あの日、あの場所、あの人物というリアリティを感じたい。 （文責＝小泉俊己教授）油画《一般選抜》
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