日本画油画版画彫刻工芸グラフィックプロダクトテキスタイル環境メディア芸術情報芸術統合演劇舞踊劇場美術一般選抜■■教員コメント油彩のモチーフはカセットテープであった。今の受験生にとってこのモチーフは前世代の遺物のようなものだろう。この作品はそんな時代のギャップを表現しているように感じた。この絵に人物は登場しないが、描かれたモチーフによって小さいこどもがいる家庭が想像できる。その子にとってカセットは聴くためのものではなく伸ばして遊ぶおもちゃだったのかも知れない。この油彩はそんな時代の流れを想像させるものに仕上がっている。一方デッサンはオーソドックスながらも確実な描写で破綻がない。良いデッサンだと思う。(文責=菊地武彦教授)油画《一般選抜》
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