入試ガイド2021|多摩美術大学
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日本画油画版画彫刻工芸グラフィックプロダクトテキスタイル環境メディア芸術情報芸術統合演劇舞踊劇場美術一般選抜  教員コメントアクリルボックスを画面に大きく入れて、材料の厚みや質感をしっかりと描けているので力強い印象を受けます。アクリルボックスの底面のプロポーションが床との関係においてやや惜しいと思います。チャレンジングな構成に挑戦していますが、大きな破綻もなく、モチーフ間の関係性と空間も表現できています。教員コメント全てのモチーフの接地するところが正しく描写されています。しかし大根とアクリルボックスの間の空間が不明瞭な点と、幾何形態のモチーフはよく捉えられていますが、大根の形状や質感の捉え方に少々不自然さがあります。しかし対象に向けられた丁寧な視線と、細やかな手の動きの描写に共感します。教員コメント画面構成がやや窮屈なところが気になります。例えば、アクリルボックスと大根の水平な方向性が画面と平行になっているところなどです。画面の構成には描写力だけではなく、作者の意図を明確に構築することが求められます。しかし、それにも増して細部にわたる心地良いタッチのリズムは清々しいものがあります。

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