日本画油画版画彫刻工芸グラフィックプロダクトテキスタイル環境メディア芸術情報芸術統合演劇舞踊劇場美術一般選抜■■自分×仲間共同制作ーワタシ地図ー様々な困難を越していきながら、遠くかすかに見えるあの場所へと諦めずに進み続ける私の地図。3万年後に私の部屋の跡から発見され、古代人の研究を10年遅らせたと有名になる人を迷生物に置きかえた自分史地図の壁画私たちは、陸上部の仲間として出会った。初めは私も彼らも、自分こそが一番になろうと必死だった。しかし、私たちはどんな困難も、互いに応援し合い乗り越えてきた。そしていつの間にか、お互いを「友」と呼び合うようになった。つまり、レーンという壁に隔たれていようと、私たちの心はいつも一つだ！教員コメント仲間達と楽しく共同制作をしてきたのだろう。作者の植物のように伸びた紫の鼻を掴むピンクの仲間や、他の4人のキャラクターが特徴をもって描き分けられ、まとまりにくい題材をバランスよく仕上げている。美大では個人の研鑽はもちろん重要だが共同制作するコミュニケーション力を養うのも重要である。教員コメント水面にぽつんと浮かぶ小舟で、目指す旅路についたばかりで、人生の目標に向かってスタートした決意と、そこはかとない不安が伝わってくるようだ。あの場所とは、作者にとってどのような場所なのであろうか。重なり合う山あいの色彩と、思い切った白い海の構図が、抜きんでたセンスを感じさせてくれる。教員コメント３万年後の自分史地図の壁画が発見されるという時間スケールの壮大な設定を提案し、壁画の表現の難しさに敢えて挑戦している。古代エジプトのヒエログリフのような聖刻文字風スタイル、盤面のひび割れた劣化の表現や、蛇のキャラクターを使って自分史の圧倒的な量のシーンを、ユーモアを交えて精緻に描いている。教員コメント学校生活で経験してきた「いいお話」を、陸上競技のレーンに例えながら、個性的な表現に仕上げている。ひらめきとユーモアも加えられた、記憶に残る作品である。運動部員らしいストレートなメッセージも好印象。メディア芸術《一般選抜》
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