日本画油画版画彫刻工芸グラフィックプロダクトテキスタイル環境メディア芸術情報芸術学統合演劇舞踊劇場美術一般選抜■■教員コメント恐竜のつがいが子恐竜を胸に抱いたまま化石になっており、周囲の地層にはアンモナイトなどが散らばる。そんな謎の状況が非常に丁寧に愛情たっぷりに描かれ、さまざまな想像がかき立てられる。ユーモラスながらも悠久の時間と少しの切なさがこみ上げる作品である。デッサンも同様の世界観があり、まじめに楽しんでいるところがいい。教員コメント油彩作品の細かいドットとグリッドの組み合わせ、オレンジ系、ブルー系の美しい色彩はまず絵画としてとても魅力的であり、この反復するドットは答えの出せない感覚をも表現しているように感じられた。デッサンの方では自画像とグリッドが組み合わされ、眼が放つ強い視線とともにグリッドの線とその隙間から立ち上がる張りつめた絵画空間に強く惹かれた。(文責=吉澤美香教授)(文責=日高理恵子教授)
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