Department of andEnv iArchironmentaitecturel Desgn環境デザイン学科622. 木材は加工せずに立体構成すること。3. 背景(教室内観)、人物、イーゼルは描かないこと。4. 用紙の縦、横は自由とする。5. 記名票の位置は縦の場合は右上、 2. 出題の内容に関する質問にはお答えできません。問題 | 床に木材が置かれている。この木材を8枚以上使い、立体構成した状態を想定し、鉛筆デッサンしなさい。※木材の寸法:縦90cm、横22.5cm、厚さ2cm条件 | 1. 立体構成は、床に置かれた状態で描くこと。注意 | 1. A3の紙は下書き用紙です。使用紙 | ニューTMKポスター 特厚口ボード 両面/B3鉛筆デッサン モチーフ一般選抜 | 専門試験鉛筆デッサン [5時間]横の場合は右下になるようにすること。[採点基準]・理解力=出題の意図と与条件を理解しているか・想定力=モチーフによる立体構成の意図が明確かどうか・構成力=想定に基づく立体構成が的確かどうか・観察力=かたち、光、量感、奥行き感を的確に捉えているか・表現力=かたち、光、量感、奥行き感が表現できているか[出題のねらい]環境デザインが対象とする領域は、身の周りの小さなスケールから、都市のような大きなスケールまで様々です。あるモノを単体だけで捉えるのではなく、周囲を含めて注意深く観察し、様々な関係を空間的に思考することが重要です。そして、まだ世の中に存在しない「何か」を伝えるためにスケッチや図面といった「想定表現」が必要になります。その基本的な観察力・思考力・表現力を判断するために、実物のモチーフを「想定で立体構成」し、デッサンしてもらいます。「机や背景は描かないこと」と指示しているのは、空間の奥行や広がりを伝えやすい背景に頼らずに、作者の純粋な構成力や空間の表現力を評価出来るからです。[採点のポイント]問題文にはモチーフとその大きさ、使用する数量が示されています。まずは、モチーフのプロポーション(縦・横・長さの関係)を立体構成の基準として、正確に把握しているかどうかを評価します。そして、木材(合板)という比較的単純なモチーフが複数存在する場合の関係、つまり空間的な構成の意図が重要なポイントになります。構図や視点によって、パースペクティブ・奥行等が表現されていることが大切です。試験会場の空間をはみ出すほどの大きな立体構成は、意欲的で目に留まりますが、少量のモチーフによる立体構成でも評価を得ている作品があります。さらに、光と影の表現、立体構成が置かれている床の存在なども判断の対象になります。2023年2月4日(土)実施
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