入試問題集2024|多摩美術大学
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画面 上下上Gi iDepartment of raphgncDes 両手のみ、または 両手と任意のモチーフ ひとつ、とする。2. B3ボード全面を画面とし、 縦位置で使用する。3. 右の図のように記名票が 右上になるようにする。1回だけ使用する。等倍は不可とする。 右の図のとおり マスキングテープで 用紙の4辺を画板に貼って 制作してください (テープは試験場内にも 用意してあります)。 制作終了後はテープを はがしてください。2. B4の紙は下書き用紙です。3. 出題の内容に関する 質問にはお答えできません。 色彩構成で表現しなさい。グラフィックデザイン学科記名票記名票画板下マスキングテープ40問題 | 「両手」をモチーフとして、 条件 | 1. 画面に描かれるものは、 注意 | 1. 支給した鏡は補助用具です。2. B4の紙は下書き用紙です。 3. 出題の内容に関する 質問にはお答えできません。 使用紙 | クレセントボード♯310/B3 問題 | 食べ物をモチーフに、「EAT」の文字を配して、 条件 | 1. モチーフの解釈、表現方法は自由。 注意 | 1. 作品が波打たないように、 使用紙 | アラベールホワイト200 K/540mm×380mm [採点基準]・理解力=問題の把握・理解が正しいか・伝達力=問題の目的や状況を正確に表現しているか・発想力=課題を造形化するアイデアが優れているか・描写力=構図、形、動き、光、量感などを描写することに必要な技術が優れているか・個性=デッサンからうかがえる品格、感性に優れているか一般選抜 | 専門試験鉛筆デッサン [5時間]2. 「EAT」の文字は、与えられた見本を忠実に拡大して また、文字は画面内に収めること。3. 白く見せたい部分は白で塗り、 未完成ではないことを示す。4. 用紙の中央、縦450×横350(mm)を画面とし、 記名票が右上になるように縦位置で使用する。[出題のねらい]鉛筆デッサンでは、基本的な描画力や構成力だけを求めているわけではありません。他に例を挙げると、さまざまな視点から物事を見る観察力。モチーフの形態、構造、質感、量感を把握するのはもちろんのこと、創作の原点となる発見は日常の生活における観察から生まれます。そこから新たな発想や思考を導き出しましょう。次に、アイデアを視覚化するための創造力。安易に周囲と歩調を合わせようとするのではなく、自身の審美眼や感性を信じて画面に定着させられるように心がけてください。さらに、細部まで描き出そうとする忍耐力。優れたデッサンからは目に見える形だけでなく音、香り、重さ、温度といった視覚以外の感覚まで感じることができます。観察から導き出した発想や思考を徹底して突き詰めることで、これらのイメージは視覚的に表現されます。以上のような、課題から意図を■み取って魅力的な情報として的確に伝えるためのビジュアルコミュニケーションの能力を総合的に評価するために、想定デッサン問題を出題しています。[採点基準]・理解力=問題の把握・理解が正しいか・発想力=課題を造形化するアイデアが優れているか・造形力= アイデアを明快でムダのない色彩と構成によって、美しく整理できているか・完成度=手仕事としての仕上げが優れているか・個性=品格・感性に優れているか[出題のねらい]色彩構成ではテーマの本質をどこまで的確に定着出来たかを見ます。それに答えるためには、問題文を客観的に理解する常識と、造形を大胆に切り詰める勇気が必要となります。造形を切り詰めると、イメージの強度が増し、見る人の心に明快に伝わります。そして、自分の考えもはっきりと自覚できるのです。また、レタリングを課しているのにも理由があります。人や社会に何かを伝えるグラフィックデザインという行為には、言葉を意味あるカタチに置き換えた文字はとても重要な存在です。しかも文字の美しさは文化のバロメーターであり、先人達からの大切なバトンでもあるのです。出来るだけ丁寧に書くことを心がけてください。今回の主題となるモチーフは「食べ物」です。幅広い解釈と表現が可能なテーマです。だからこそ常識にとらわれない独自性のあるアプローチや、のびのびとした魅力的な表現を期待しました。テーマを理解し、求められていることを推測し、本質を見極めて自身のフィルターで伝わるものに表現出来る力は、美術大学でデザインを学ぶためには、とても重要な能力なのです。※色彩構成は、縦450×横350(mm)の画面を掲載しています。 2024年2月7日(水)実施2024年2月8日(木)実施“音”を鉛筆デッサンで表現しなさい。色彩構成 [5時間]

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