地域連携

本学の各施設が立地する地域や周辺自治体などとの連携も、本学が積極的に取り組んでいる社会貢献のひとつの形です。美術大学ならではの知と技術の資産を活用し、地域と密に連携した活動、各自体が抱える課題解決へ向けた取り組みなどは、地域の教育や文化活動にも大きく貢献しています。

自治体との包括連携協定

これまでの成果を生かし、更なる連携の充実・強化を図るために基盤となる包括的な連携協定を結んでいます。

相模原市

八王子キャンパスに近接する同市は多くの学生が在住し生活拠点を置いています。また教育分野においても産官学協働のプロジェクトを多数展開するなど従前より協力関係を築いており、更なる関係の構築のため2016年11月に包括連携協定を締結しました。

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山梨県

同県には半世紀に渡り本学のセミナー施設を設置しています。デザインリテラシー豊富な人材の育成や「まちづくり」「ものづくり」に連携して取り組み、本学の持つデザイン教育の考え方やリソースを広く社会に展開・還元させていくために2022年12月に包括連携協定を締結しました。

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小田急電鉄との連携協力協定

アート・デザイン等に関する教育・研究の充実、地域活性化・生活環境向上への活用の推進のために、2020年3月に小田急電鉄株式会社と連携協力協定を締結しました。

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地域との主な連携プロジェクト

地域連携アートプロジェクト「タマリバーズ」

世田谷区に二子玉川ライズが開業した2011年から毎年開催している、二子玉川ライズと多摩美術大学による地域連携アートプロジェクトです。同じ世田谷区にある上野毛キャンパスの統合デザイン学科と演劇舞踊デザイン学科が協力し、企画の立ち上げからコンセプトの設計、脚本、演出、衣裳、小道具、さらにWEBコンテンツやポスターなどのメディア展開まで、学生が主体となって実施しています。2016年度からは本学のPBL（Project-Based Learning）科目として、産学連携のカリキュラムを展開しています。

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世田谷区と「若者の投票率向上プロジェクト」を実施

世田谷区が抱える20代の選挙投票率が低い水準にとどまっているという課題に対し、若年層の視点に立った「視覚的な啓発」を行うことを目的に、同区と統合デザイン学科は若年層および次世代有権者に向けた連携事業を実施しました。これは自治体の課題解決に、統合デザイン学科で学ぶさまざまな社会の仕組みや生活の在り方を考える視点を生かし、アプローチする実践的な取り組みです。

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橋本駅付近のリニア工事現場に卒業生による作品掲示

八王子キャンパスの最寄り駅である橋本駅近辺で進められている、リニア中央新幹線の神奈川県駅（仮称）建設プロジェクトの工事現場の仮囲いに、グラフィックデザイン卒業生のクリエイターの久野遥子さん、ギブミ～！トモタカさん、ぬQさん、姫田真武さん、中内友紀恵さんによるイラストレーションが描かれています。企画コーディネートを野村辰寿教授が務めました。

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八王子織物プロジェクトテキスタイルデザインの開発

テキスタイルデザイン専攻と八王子織物工業組合の産学共同研究として行われているプロジェクトです。かつて「桑の都」と呼ばれた八王子織物のさらなる発展を目指し2012年度から継続的に行われているもので、2014年度からは織物そのもののデザインから新製品を開発しています。

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八王子学園都市大学（愛称：いちょう塾）

大学コンソーシアム八王子の一事業で、市民が意欲をもって学ぶ機会の場を提供することを目的として、市民に大学の正規授業や講座を公開しています。

「さがまちコンソーシアム」への参画

相模原市と町田市にある近隣大学・企業・行政などが連携し、多彩な学びの場を市民に提供する「教育学習事業」、まちづくりの担い手を育成する「人材育成事業」、新たな文化・福祉・産業の発展に寄与する、「地域発展事業」といったさまざまな事業を展開しています。

E.F.E（株）とプロダクトデザイン専攻との共同研究／2021年～
さがまちコンソーシアム大学への講座提供／ 2009年～
相模原・座間市民大学への講座提供／ 2008年～
ケーブルテレビ番組制作（映像論ゼミ）／ 2008年～
町田市民病院アートワーク計画／ 2007年
町田市中学2年生職場体験事業／ 2005年～

アートラボはしもと

美大生や若手作家、こどもたちや市民、商店街、企業、NPOなどが連携し、さまざまな事業を展開するアートの活動拠点として2012年5月3日にオープンしました。本学、桜美林大学、女子美術大学、東京造形大学および相模原市とは、アートラボにおける先進的・実験的な事業を実施するための基本協定を締結しています。
※アートラボはしもとは施設建て替えのため、令和3年8月9日（月・振休）をもって閉館しています