開催日時

07/20 (Sat) - 08/03 (Sat) 10:00 - 18:00

※日曜休館

イベント

レセプションパーティー:07/20 (Sat) 17:30 - 19:00

クロストーク A (ゲスト:開発好明):07/27 (Sat) 17:00 - 18:40

クロストーク B (ゲスト:谷口暁彦):08/03 (Sat) 15:30 - 17:10

アクセス

JR 横浜線・京王相模原線橋本駅の北口から神奈中バスで約 8 分

または、JR 中央線八王子駅の南口から京王バスで約 20 分

多摩美術大学八王子キャンパス アートテーク 1F / 2F

新井 梨沙

ARAI Risa

情報デザインコース研究室

1F 22-102
安藤 鋼介

ANDO Kosuke

環境デザイン学科研究室

2F 22-201
鯨虎 じょう

ISANAKO Joe

陶研究室

1F 22-103

「曖昧なこと」における美しさや愛おしさを可視化したい。集団が個人に帰化するとき、言語やコミュニケーションが朧げになる。標準語と方言の狭間にある曖昧なグラデーション。他者と他者が接触した時に露わになる類似と差異のオーバーラップ。時にそのような微細なものを生きていることの醍醐味だと感じる。私は、素材と人間における非言語コミュニケーションによって、曖昧なことの魅力を確かめたい。

遠藤 良亮

ENDO Ryosuke

共通教育研究室

2F 22-201

新聞紙でつくった粘土は、自分が意図していない模様が出る。このことに面白さを感じて制作している。

大野 将章

OHNO Masaaki

彫刻学科研究室

2F 22-201

道具が堪らなく好きなんです。それも少し前のちょっと癖のある頑固な道具が。

岡田 育美

OKADA Ikumi

版画研究室

2F 22-202

モチーフまでの距離の間にある空気中の水分の粒子、視界に届くまでの層での色の重なり、柔らかく反射する光の広がりを版を摺り重ねるからこそ作れる版画特有の奥行きや深みで表現しました。

岡本 絢子

OKAMOTO Ayako

情報デザインコース研究室

1F 22-104
長田 奈緒

OSADA Nao

版画研究室

1F 22-103
尾中 彩美

ONAKA Ayami

グラフィックデザイン学科研究室

1F 22-104

モノに思い出の青春を漫画や映像で与え、モノに対しての感情と印象を操作できるかを検証・表現している。回帰する青春の記憶や感じ方を人工的に与えることで、人間の青春の記憶を再構成することができる。

柏崎 みどり

KASHIWAZAKI Midori

共通教育研究室

1F 22-105

私の生活の中にはたくさんの生き物たちの姿があります。2匹の猫、魚たち、家を埋め尽くす植物たち。彼らを見ていると光ある方へと向かい、成長し続けることへの自然さを感じます。人間ばかりが老いと死へ向かう意識のめまぐるしい日々の中、自ら陽のある方へと向かい成長し色めいていく命を描きます。

鬼原 美希

KIHARA Miki

テキスタイルデザイン研究室

2F 22-201

自らの日常の中の、激しい煌めきを湛えた瞬間をすくいあげ、自身をモチーフとして、綴れ織りで描く。緯糸を織り綴る行為の繰り返しにより物語を描き出すことで、さりげない日々の積み重ねが、輝きに満ちたドラマチックな瞬間を生み出すということを表現している。2015年、フレーム織り機を携え、船で24ヵ国を巡る旅に出て、各国でのテキスタイル文化の違いや、織り素材の可能性の幅広さを体感して以来、旅先でのエピソードを現地の素材で綴るプロジェクトを続けている。

空閑 渉

KUGA Sho

彫刻学科研究室

2F 22-201

静と動、虚と実、心と体の間にあるかたちを制作しています。

坂本 千彰

SAKAMOTO Chiaki

情報デザインコース研究室

2F 22-201
佐川 日南乃

SAGAWA Hinano

環境デザイン学科研究室

2F 22-201

人に興味があり、誰かがその誰かである理由を知りたくて絵を作っています。色が好きで、染めの技法をよく用います。生まれた土地と海とうねる髪の毛に強い思い入れがあります。

迫 鉄平

SAKO Teppei

版画研究室

1F 22-105
佐俣 和木

SAMATA Kazuki

メディア芸術コース研究室

1F 22-101

デジタル空間と身体感覚の関係性について言及している。身の回りのものに組み込まれた様々な機能は、生活の必需品となり、自分の脳の一部のように働いている。身体的な感覚がない空間での人間の判断基準は、ゲームの展開ように流動的なのかもしれない。

柴田 あや乃

SHIBATA Ayano

油画研究室

1F 22-102

作品制作の着想となるイメージは、きわめて個人的な事柄ばかりで溢れている。記憶の隅で片付かないまま、日々蓄積されるそれらを反芻して失くす為に絵画制作に取り組んでいる。祖父の残した写真、大阪で見た熱帯植物、海岸で拾った石、総武線で覗いた膝、散らかったベランダ…

寺本 明志

TERAMOTO Akashi

油画研究室

1F 22-105

物の表層にある形態から、見えているもの/見えないものへ想像し、生活や記憶を紡ぎ出せたらと思い制作している。

西村 卓

NISHIMURA Taku

彫刻学科研究室

1F 22-105

僕と君は隙間の中で生きている。多様化する社会の中で、隣り合う人々が許容と拒絶を繰り返し、互いに心の隙間を作っていく。その隙間を埋めたり、拡げたりする度に、関係性は膨張し、複雑になり、世界は混沌としていく。今、僕はここに生きて、世界に困惑しながらも、希望をもって世界と向き合っていきたい。

塙 龍太

HANAWA Ryota

油画研究室

1F 22-101

低音が鳴って、震えが起きている時ほど気持ちがいい。だからアートにウーハーをつけてみる。「サバルタン星人がウルトラメンにむけてF・F・Fで韻を踏む」=「言語でもって当然の不平等に抵抗する」ということです。「言語」=「快楽」=「アート」ということです。つまり「事を面白くするため」に、誤解を持って言語を招き入れます。その時の飛躍で快楽が生まれる。それがわたしの作品です。

浜田 卓之

HAMADA Takayuki

情報デザインコース研究室

1F 22-104
ホリグチ シンゴ

HORIGUCHI Shingo

日本画研究室

1F 22-102

厚紙で作ったブロックやドローイングを描いた平面などを組み合わせて実空間に小さなインスタレーションを構成する。それをモチーフとして撮影した後、模様やアウトラインといった表面的な情報をPC上で抽出し、そのデータを作品の下図とする。一度質量のない情報に変換した空間のイメージを、物質として存在する画材の色彩や質感を依代として、現実空間の平面作品として再びインストールしていく。階層的なプロセスの制作を繰り返す度に自分の個性や美意識は解体と統合を繰り返す。

堀口 淳史

HORIGUCHI Junshi

メディア芸術コース研究室

2F 22-202

無意識の中に眠る光・音・感触などの原風景。遠い幼少の頃の微かな優しい記憶。いつも追いかけ続けるが既に自分の中に存在する。私たちは全てを持って生まれてくる。今するべきことは理解し増幅することである。

堀田 千尋

HORITA Chihiro

油画研究室

1F 22-103

「物」がその「物」以外の形になりうるとしたら、一体何になるだろうか。物にはそれぞれ人が使うための用途があり、そしてそれが、その「物」の素材や形、ときには色を限定づける要因となる。では、「物」の用途から人が「使う」ことを除外したとき、その「物」の形はどのような形になり得るだろうか。

町田 帆実

MACHIDA Homi

油画研究室

1F 22-105

記憶のピースをひとつひとつ思い出しながら、絵の具を置いていく。少ない筆跡をきっかけに、物の形や景色の広がりを把握することができる私達の頭には、沢山の記憶が詰まっていることがわかる。その中でも、生きていく上で重要であり日常的な行為である「食」についての記憶を、絵画を通して鑑賞者と共有したい。

三鑰 彩音

MIKAGI Ayane

日本画研究室

1F 22-103

人、物、景色、あらゆるところに浮かび上がる装飾性に惹かれます。日々うつろいゆく様々な感情を無いものにせず、形にして、昇華させ、無意識だった何かを意識することで、自己を一つずつ知っていきたいと思っています。

美貴惠

Mikie

演劇舞踊デザイン学科研究室

1F 22-105

大学で染色を学び、ろうけつ染めや絞り染めなどの技法で美しく力のある染色表現を目指しています。また、日本古来から伝わる伝説上の生き物や神様、自然、文化、宗教などをモチーフに、豊かな自然環境によってこの国に根付いた、あらゆる万物への感謝や畏敬の精神をテーマとし、制作しています。

村上 直樹

MURAKAMI Naoki

彫刻学科研究室

1F 22-102

自身の経験、記憶を拡大して制作しています。

森川 裕也

MORIKAWA Yuuya

工芸学科研究室

1F 22-105

私は自分たちの身の回りにある、見慣れたものが本当は何でできていて、どういう物なのか、ということをよく考えます。化学的な材料としてではなくて、どんな性質を持つ素材なのかという点です。それは、今も目の前にある物事に対して、私たちは表層的な部分のみを知っているだけで、その物事たちが持っている「見えにくい特性」には、ひどく無関心で鈍感であるのではないかと感じることがあるからです。私の扱う焼き物は「焼く」という過程を経て、粘土から陶という素材に変化しますが、私はこの「焼く」というプロセスを全く別の、高温で加熱する必要のないオブジェクト※に施しています。それは、私が身の回りに当たり前にあるモノたちの持っている「見えにくい特性」に関心があるからです。近作の『nonsense』シリーズは工業製品を砕いて、またその工業製品の形になるように窯で焼き固めた作品です。明らかに不要なプロセスをそのオブジェクトに加えることで、本来そこにあるはずの「見えにくい特性」を露出させ、「焼く」という人類が古代から繰り返してきたプロセスから、オブジェクトの成り立ちや背景にまつわるリアリティを表現することを試みます。※主に人の手によって加工されたモノを総称して、私はオブジェクトと呼んでいる。

安田 萌音

YASUDA Moeto

環境デザイン学科研究室

1F 22-105

ひとが作ったもの、自然のもの、いろんなものがごちゃごちゃしていている様を、描きたい。

安原 千夏

YASUHARA Chinatsu

版画研究室

1F 22-105
2F 22-202

映像の不可視性についての興味から、映像の中の世界とこちらの世界をつなぐ「スクリーン」に着目した作品を制作する。投影されることが価値となるスクリーンの持つ既存の機能を内包し、ここではない何処かにつながる可能性に期待し、スクリーンのオブジェクトとしての側面を探求・提示する。自身の作品がいわば「門」のような存在になることを理想とする。

柳下 恵

YANAGISHITA Megumi

テキスタイルデザイン研究室

2F 22-202

日本の伝統的な染色技法に根ざしたテキスタイルアートを制作している。

山嵜 雷蔵

YAMASAKI Raizo

日本画研究室

1F 22-105
山本 瞳

YAMAMOTO Hitomi

日本画研究室

2F 22-202

色彩がもつ意味や由来、鑑賞者に与えるイメージと感情の関係性を動物や人のかたちを使い画面上で構成し制作しています。感情という目には見えない不確かなものをかたちにすることで得ることのできる「何か」を大切にしたいと考えております。

岳 明

YUE Ming

メディア芸術コース研究室

1F 22-104

「Waiting」

平日の通勤時間中に、待つ時間を利用し、待つ人をスケッチ、その人たちの服の色或いは姿を記録することをやり、またそれによって妄想し、GIFアニメーションにした。待つことを始めてから、キャラクターたちが次々と現れてくる。彼たちは私の妄想と一緒に成長していく。本作品は「外部キャラクター」を描いて遊びのような発想創作し続けることを通して、自分でも一つのキャラクターとしての個体行為を理解していく、そして「待つことは即ち進展だ」というコンセプトを表わすことを作品の目的として私はそう思っています。

楊 いくみ

YANG Ikumi

油画研究室

1F 22-101
横山 翔平

YOKOYAMA Shohei

ガラス研究室

1F 22-101

ガラスは結晶構造を持たない『アモルファス(amorphous)』とされ、固体とも液体とも分類できない希有な素材であり、熱が加わることで液体となり、重力と遠心力の影響を受けてかたちを変える流動体である。私はガラスという透明な流動体に生命の息吹を感じ、その内なる力を「吹く」という行為により解放する。息を抱えて膨張したガラスは胚となって生の気配を孕み、鑑賞者の知覚に深く語りかける。

梁 玉恬

LIANG Yutian

共通教育研究室

2F 22-202

「水のイラストレーション」

水は形もなければ、色もないものである。私達が水を認識するのは、個々の目を通して心に感知することであるから、厳密な意味で、誰にも同じ水の風景は存在しないと言えよう。私は無限の水を表現する方法を示唆している。波の部分が全体に波及する増殖性、連続性、繰り返し、そんな思索が私の創作時間の中で湧き上がったり、沈んだりしている。あたかも寄せては返す波のように、水は私を襲う。波音が聞こえるような錯覚に陥ることもある。波間に浮かぶ裸身が水と同化できる瞬間を楽しみながら水と戯れる私がそこにいるのだ。

和賀 碧

WAGA Midori

彫刻学科研究室

1F 22-101

遠い昔に存在していた巨大な建築物の一部分や痕跡を彷彿させる残存部分に強く惹かれます。