コンポジションとストラクチャー
竹内 瑠奈
担当教員によるコメント
布は平面にも立体にも簡単に変化します。変化とは、ある状態や位置から他の状態や位置に変わることですが、人は時に「変化」を怖がりもします。また、テクスチャーはフィジカルとサイバー双方の空間において、人が求めたい布の本質的な魅力の一つと思うのですが、これが魅力的で美しいデザインであると人に触りたい欲求を呼び起こし、時に「変化」を怖い対象から解放させてくれます。竹内さんは布の研究を多様に行い、布に独自のテクスチャーを与え魅力的なコミュニケーションづくりに成功したと思います。そこには触れてみて初めて理解できる布言語があり、この言語で世界中の人とコミュニケーションができる手法を4年間の学修を通じて、深く理解したと思いました。私は、本作品を通じて何か、人がいるような感覚がおぼえ「変化」ではなく、「変化:へんげ」を感じました。
教授・藤原 大
- 作品名コンポジションとストラクチャー
- 作家名竹内 瑠奈
- 作品情報素材:ポリエステル、顔料、ステンレスメッシュ
技法:シルクスクリーンプリント 、カッティング 、箔加工 、発泡加工 、ボンディング
サイズ:H1150×W1150mm(9点)
[協賛]東レ株式会社、アサダメッシュ株式会社 - 学科・専攻・コース
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