発達障害ADHDを伝えるための情報の可視化
新貝 あゆみ
作者によるコメント
発達障害ADHDの症状が原因となって、障害をもつ本人や周囲の人々が困ったこととその解決法を イラストで可視化しました。ADHDをもつ大学生を主人公にして、大学生活での困りごとの解決法を本人と同級生や家族などの双方の視点から紹介しています。解決法を一覧できるイラスト作品を制作し、それを持ち運べるパンフレットのかたちに編集しました。障害をもつ本人だけが努力するのではなく周囲の理解やサポートが進むよう願っています。
担当教員によるコメント
発達障害のひとつであるADHDを取り上げ、その当事者と周囲の人々に向けた啓蒙のためのパンフレットを制作した。大学生活での様々な困りごととそれを解決するための方法を、様々なシーンごとに解決の前後を並べてイラストで可視化することで、伝えるべき情報が明確になっている。制作のプロセスでは、リサーチや当事者へのヒアリングをもとにしてデザインが貢献できる方法を探求し、様々な表現と試作を重ねた。社会的な課題に真摯に向き合った問題解決へのアプローチは高く評価できる。また、スクールカウンセラーや大学スタッフなどに助言を求めて改善を重ねるなど、フィールドや当事者と関わりながらクリエイティブの質を高めていく姿勢もたいへん優れている。
准教授・吉橋 昭夫
- 作品名発達障害ADHDを伝えるための情報の可視化
- 作家名新貝 あゆみ
- 作品情報パンフレット、イラスト
技法・素材:Illustrator、CLIP STUDIO PAINT、Procreate、インタビュー、紙
サイズ:パンフレット:H200×W140mm
イラスト:H610×W1200mm - 学科・専攻・コース
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