Aluas,Alies(アルアース、アリエース), Peyton(ペイトン)
許 寧
担当教員によるコメント
許寧の故郷は中国である。日本の自然を愛し穏やかな日々を過ごしていると述べているが、制作に対する積極性は目立つ存在である。彼女は制作の大切な要素は精神的なものとしているが、時間の中でゆっくりと硬化してゆく油絵の具の粒子がそれを可能にすると思っているようだ。とにかく絵の具の表現効果の実験は半端ではなかった。その努力は4年生になって結実し、国際瀧冨士美術賞で優秀賞を受賞し成果をだすことになった。そして卒業制作では天井から床にまで及ぶワトソン紙6列に油絵の具がほとばしる雄大な作品となった。見る者の精神に、混沌とした様々な人生さながらに、個別のメッセージが届くのではないだろうか。よく頑張ったと言いたいが、肝心なのはこれから先である。新たな成果を目指してほしい。
教授・室越 健美
- 作品名Aluas,Alies(アルアース、アリエース), Peyton(ペイトン)
- 作家名許 寧
- 作品情報『 Aluas,Alies(アルアース、アリエース)』
素材・技法:油彩、キャンバス、紙
サイズ:H450.5×W732.4cm
『 Peyton(ペイトン)』
素材・技法:油彩、紙
サイズ:H151×W140cm - 学科・専攻・コース
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