終始、落ちること
今井 貴絵
担当教員によるコメント
作品制作において本人の独特な世界観により金属素材で具現化する事に苦心してきました。卒業制作では、「死を作り表現する事で生を肯定する」と言う作品コンセプトで制作を進めたのですが作品の方向性が具体的でリアルであればある程意図する世界が伝わって来るものです。これまで想いが強くそれを表現する技術が追いつかず作品自体が大変弱いものでした。思い悩む時期もあったでしょうが卒業制作では、技術レベルも上達し漸く想いと表現技術が近づき納得の行く作品になったのではないかと思います。この卒業制作を契機に更なる努力のうえシャープでクールな良い作品を創り出して下さい。
教授・野口 裕史
- 作品名終始、落ちること
- 作家名今井 貴絵
- 作品情報技法・素材:銅、真鍮、金箔、陶
サイズ:H500×W800×D600mm - 学科・専攻・コース
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