PULLPET
植田 美穂
作者によるコメント
ペットボトルとラベルの提案です。日本にある飲み物のボトルとラベルを統一することで、材料や流通、生産の無駄を抑えることができ、企業・環境・ユーザー全てにとって優しいボトルとラベルになるのではないかと考え制作しました。ボトルは、一辺を引っ張ったような起伏をつけることで、持ちやすく横になっても転がりません。ラベルは、ボトルの形状を活かし、手のひらで掴んで引っ張ることで剥がしやすいように設計しました。
担当教員によるコメント
日常の中に浸透しているペットボトル。身体に必要な水分や嗜好性ある飲み物と普段の生活を結びつけるものとして、なくてはならない存在になっている。ラベルとボトルの分別の不徹底などの問題意識から、より合理的な方法はないかということを模索した提案である。キャップの規格が各社同じように、ボトルの形状も統一化することで、生産や流通などの合理化をはかっている。ボトルの径を小さくすることで、握りやすく販売する側においても棚に多くおけるなどメリットがなど、暮らしや社会の中での課題点を丁寧に抽出したことで、見るものに新しい気づきを与えている。
教授・永井 一史
- 作品名PULLPET
- 作家名植田 美穂
- 作品情報パッケージ
技法・素材:注型 ウレタン樹脂、透明軟放送フィルム
サイズ:H220×W51×D50mm(単体)/H1320×W3800×D140mm(展示) - 学科・専攻・コース
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