知覚的・消失点
島田 浩平
作者によるコメント
水滴が滴る瞬間には、人の五感に強く響く力がある。水滴が滴る瞬間を垂直並行では無く、影を交えた消失点を生み出すことで空間的な広がりに繋げていく。
担当教員によるコメント
アートが結果でなくその過程にも意味を広げたことと、デジタルメディアの普及とは無縁ではないであろう。つまり結果のみならず経過も含め、情報が発信され容易に得られる。ダイエットと違い、結果ではなく経過にコミットとするということも意味をもつ。いや、そこに意味を見いだすことが目的そのものにもなるということもある。島田君は早くからそのスタンスをとった。美しい経過であれば、必ずや結果も美しい。ブレずにそのナルシストで生き抜けるかどうか。少々見守ろう。
教授・松澤 穣
- 作品名知覚的・消失点
- 作家名島田 浩平
- 作品情報インスタレーション
技法・素材:水、塩化ビニール、LEDライト
サイズ:W2706×D2706mm - 学科・専攻・コース
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