視覚障害児のための触覚教材の研究
伊藤 亜耶
作者によるコメント
視覚障害児用の教材は現在様々な種類のものが研究・開発されています。なかでも触素材を用いた触覚教材は、視覚障害のある子供に幼いうちから触れさせることによって触覚によって情報を得る能力を高めるのにも役立ちます。しかし触素材を使った触覚教材は制作に手間が掛かるため、広い普及には至っていません。そこで卒業制作では特別な知識が無くても手軽に制作の出来るさわる絵本の制作手順の開発と、普及のためのWEBサイトを制作しました。
担当教員によるコメント
本作品は、視覚障害児のための触角絵本の研究である。研究の背景には、触覚絵本は、情報を得るのに役に立つのにもかかわらず、制作に手間がかかるため、普及に至らないという事情がある。そこで、特別な知識がなくても、誰でも手軽に絵本が作成できるように、制作手順の開発と触角絵本の型紙をダウンロードできるwebサイトの制作を行った。また実際に3冊の触覚絵本を制作し、実際に特別支援学校での高い評価も得ている。この作品と研究は、情報デザインのみならずテキスタイルデザイン,サステナブルデザインの領域の内容を含む4年生の集大成の卒業制作にふさわしい内容である。
教授・楠 房子
- 作品名視覚障害児のための触覚教材の研究
- 作家名伊藤 亜耶
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