airy
中本 佳歩
作者によるコメント
柔軟なゴム基盤を用いた伸縮可能なLEDディスプレイ。このディスプレイの魅力である、柔らかな印象の見た目と自由な伸縮性の面白さを最大限引き出す「見て、触れて、楽しめる体験型ディスプレイ」を制作した。空気を包み込むような柔らかい造形は生き物のようにふわふわと動き、見た人が思わず触れてみたくなるような新感覚の映像体験をもたらす。
担当教員によるコメント
NHK放送技術研究所との産学連携作品です。頂いたテーマは、薄く伸びて曲がる三次曲面薄型ディスプレイ技術を如何に視聴者に欲して頂けるか?という難題。本作品にて彼女が着眼したのは、今までのディスプレイの使われ方やあり方に拘らない“美しさ追求”です。空間内に於ける映像が映る姿ってなぜ四角の枠でなければだめなのか?今迄の硬い板状から画期的な変化を遂げるなら動きのあるオブジェで良いのでは?そんな気付き(!)が生み出した秀作です。プロジェクションマッピングとは異なる自発光の映像が、常識を覆す非日常感を演出し、幾度となく繰り返された試作により最良のふわふわ感が楽しめます。今後のディスプレイ業界に変革をもたらすトリガーになる作品です。
教授・中田 希佳
- 作品名airy
- 作家名中本 佳歩
- 素材・技法素材=ディフォーマブルディスプレイ(想定)、ABS樹脂
技法=3Dプリント - サイズH450×W550×D550mm/H800×W600×D600mm/H600×W400×D400mm
- その他作品情報NHK放送技術研究所 産学連携プロジェクト
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