3-dimensional input device
田中 颯
作品解説
2つの入力軸をもったデバイスはマウスやタッチパネルなど様々な形態で見る事が出来ます。しかし、3つの入力軸となるとその数を大きく減らします。そこで立体的な入力が可能な新しいデバイスを作成しました。中央に吊るされているキューブを動かす事で、そのキューブの座標に応じた音を奏でることが出来ます。また、キューブは任意の位置で固定することが可能です。新たな操作体験を是非、その手でお楽しみください。
作者によるコメント
インタラクティブなコンテンツはどうしても入力装置による制限を受けますが、入力装置自体に着目した事で、新たな体験を作り出せたのではないかと思います。お楽しみいただけたなら幸いです。
担当教員によるコメント
3次元空間上のある一点を動かし、その場に定位する。
これまで数学的な概念上にのみ存在していたこの感覚を、実空間上でそのまま体感させることに成功している。ドラッグした対象を空中に固定する仕組みは、ワイヤー・滑車・おもりを用いた、重さの釣り合い関係によって実現され、その原理のシンプルさ故の素直な操作感を与えている。また、センサーや各種配線などを含んだ複雑な機構を、スリムな筐体に凝縮した、製作者のこだわりと技術力も高い評価に値する。
教授・中村 勇吾
- 作品名3-dimensional input device
- 作家名田中 颯
- 素材・技法アルミ、アクリル、ワイヤー、arduino、ロータリーエンコーダー、スピーカー、プログラミング
- サイズH1300×W500×D500mm
- ジャンルインスタレーション
- 学科・専攻・コース
- カテゴリー
- 担当教員