1-03-09-07
Jalan cover illustration and accompanying note
「じゃらん」表紙のことば集


Kyusyu Jalan No.130 (April/2005)
九州じゃらん 131号(2005.04月号)

 

「桜」
春になると桜の季節だ。日本人の私たちにとって、桜に対する思いは格別で特別の花である。それは歴史が物語るように桜は、日本人の大切な美意識である。外国の人々から見ればただの綺麗な花のひとつだが、そうではない。はかなく美しい象徴的な日本がある。

(050307- kondo update)


Kyusyu Jalan No.130 (March/2005)
九州じゃらん 130号(2005.03月号)

 

「おいしい宿ごはん」
旅館に到着したあとゆっくりと温泉に浸かって旅の疲れを癒し、浴衣を着て「さて夕食だ」という気持ちは、他では味わえないものだ。お膳が並んでいて、ふかっと大きめの座布団と座椅子に寄り掛かりながらの食前酒はリラックス感がある。さて並んだメニューを見て味をイメージする。のんびりと味わう宿ごはんは最高だ。

(050216- kondo update)


Kyusyu Jalan No.129 (February/2005)
九州じゃらん 129号(2005.02月号)

 

「温泉」
日本人は、なんて温泉がこんなに好きなのだろう。先日、フィンランドのデザイナー夫妻が来日して温泉地に旅をした。予想以上に、温泉をいたく気に入って大満足だった。日本人だけが温泉を好きだというのは間違いだということが分かった。が、日本では、ごく若い乙女までが温泉が好きでこれほどまでに温泉好きな国は見当たらない。

(050209- kondo update)



Kyusyu Jalan No.127 (January/2005)
九州じゃらん 127号(2005.01月号)

 

「日本のクリスマス」
日本のクリスマスは世界に類のないほど変わっている。この時期にヨーロっパの街を歩けば、年末年始をとおしてもクリスマスの飾りつけは消えていない。しかし日本ではクリスマスが来たと同時に終了をむかえる。そして日本独自の年末年始をむかえる準備をはじめる。この割きりの良さが日本の文化を創ったのだろう。

(041208- kondo update)


No.111 (2004.01) 〜No.126(2004.12)



Kyusyu Jalan No.126 (December/2004)
九州じゃらん 126号(2004.12月号)

 

「旅の楽しみ」
旅の楽しみのひとつは、その土地にしかない御当地の味覚を見つけだし、発見の喜びに浸ることだ。悦楽の世界でもあるが、徐々に御当地のオリジナルなものは消えつつある。物流などが発達してしまい、どこにいても手に入るからだ。ないものといえば、それは自然環境を代表する空気や光などの点としての環境なのかもしれない。

(041117- kondo update)



Kyusyu Jalan No.125 (November/2004)
九州じゃらん 125号(2004.11月号)

 

「紅葉の秋の旅」
いつも思うのだが、美しい紅葉は、はかなさで満ちていると感じる。あまりにも刹那的な時間を体験するためにそんな気持ちになるのだろう。刻々と移ろう紅葉の色彩 に人生を映し出したり、文学的な言葉でいっぱいになる。秋のパワーには、まいってしまうのだ。

(041101- kondo update)



Kyusyu Jalan No.123 (October/2004)
九州じゃらん 123号(2004.10月号)

 

「味覚の旅」
ぼくたちにとって食べることは、最高の楽しみの一つだ。一人でじっくり味わってもいいし、多くの人とワイワイ騒ぎながらの雰囲気を満喫してもいい。そこで味覚の旅に出かけよう、旅先での味の発見は新鮮だ。ぼくにとっての旅行は、その場でしか味わうことのできない味を記憶し、さらに思い出す楽しみでもある。

(041013- kondo update)


Kyusyu Jalan No.121 (September/2004)
九州じゃらん 121号(2004.09月号)

 

「ちゃんと休もう」
夏休みにがむしゃらに働くのもあるが、その反対にゆっくりとそして、ちゃんと休みたいものだ。そうしないとこれからやってくる秋に向かって体力や精神力がもたなくなる。スポーツもそうだが休みをうまくアレンジしないと、かならず失敗する。だから体調の見事な制御が長期的な健康をたもつ。

(041012- kondo update)


Kyusyu Jalan No.120 (August/2004)
九州じゃらん 120号(2004.08月号)

 

「真夏のビーチ」
真夏のビーチの輝く明るさは、若さの象徴だ。サーフィンやビーチバレーなど体力を使うスポーツを楽しんだり、家族であれば西瓜割りでゲームをする。子供たちは、ビーチの砂でさまざまな造形をつくる。ゆっくりとビーチパラソルでサングラスかけて読書しながらの日光浴もあるが、やはり目の前に広がる海をみると波間をパワフルに泳ぎたいものだ。

(041012- kondo update)


Kyusyu Jalan No.119 (July/2004)
九州じゃらん 119号(2004.07月号)

 

「バカンス」
夏が近づいてくると、急がなければならないのは、夏休みバカンスのスケジュールをたてることだ。楽しみでもあるけれど、目的をはっきり決めて予算をたて日程や宿の手配など怠りなくやらなければならないのが少したいへんだ。その中でもやはり、安全な旅が最も大切で無理のないバカンスプランが必要になってくる。

(041012- kondo update)



  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.118(June/2004)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)118号(2004.06月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「露天風呂の季節」
海の風景、山の景色、渓流のせせらぎを聞きながら露天風呂の心地よい季節になった。露天風呂の良さは、あくまでも外気を肌で感じ、その自然との一体感を温泉を通 して楽しむところにある。そこが、雄大なパノラマであったり切り立った断崖であったりすれば、もちろん心も反応して良い影響を受ける。

(040623- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.117(May/2004)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)117号(2004.05月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「最高のゴールデンウィーク」
冬の間、動きが鈍っていたが、春はそろそろ遠くに遊びに行きたくてウズウズしてくる季節だ。香りよし、目にも気持ちのよい花と新緑に誘われて、身体全体でこのゴールデンウィークを満喫する。友人や家族とお出かけ大作戦のテーマを決めたりして自分史上最高のゴールデンウィークにしたい。

(040419- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.115(Apr./2004)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)115号(2004.04月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「春の旅」
春の旅は、卒業旅行のような記念のために行く場合が多い。それは、卒業という一つの大きな節目を成し遂げたときに自分にご褒美をするといったスチエーションのときだ。同じく、ファミリーもサラリーマンも春は、さまざまな旅行にでる。それも記念的なものやご褒美的な春の旅だ。旅は、思い出ともなるがそのときの感覚も残る。

(040419- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.114(Mar./2004)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)114号(2004.03月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「いちご狩り」
ドライブをしながらその沿線の看板や目印が気になる。さまざまな情報の刺激がぼくたちの心をそそる。レストランや美術館などで、いちご狩りの看板も同じく目立つデザインでちょっとキッチュだ。いちご狩りの醍醐味は、いちごを摘んでカゴの中をたくさんにして、それを摘み食いをすることだ。新鮮で甘さが口のなかでシュワと広がる。その感覚がいちご狩りのいいところだ。

(040225- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.113(Feb./2004)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)113号(2004.02月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「新春」
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。本年もよい年でありますように。と、新年を迎えるたびに、誰もが心からそう思う。新年は、その年のスタートの意気込みもあるし、また新たな再出発のようでもある。なにしろ始まるのだ。一つ一つ丁寧に確実にやっていきたいと思う。その積み重ねがぼくには、大切な一年の始まりだ。

(040106- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.111(Jan./2004)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)111号(2004.01月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「冬の夜」
冬の夜は、シーンとした静寂さがありぼくたちの心を神聖なものへと導く。あくまでも夜空は、冷たく透明で空が大地に近づくのだ。そして、こんなに静かで無限の時間や距離を想像させ深遠な気持ちにする。一人で過ごす冬の夜は、忘れてしまったものをもう一度思い起こすよい時間であることは確かだ。そこで、ぼくたちは、忘れてはならないものがあることも知るだろう。

(031203- kondo update)


No.096(2003.01)〜No.110(2003.12)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.110(Dec./2003)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)110号(2003.12月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「食欲の秋」
ぼくたちは、その季節のパワーからいろいろな影響を受けるが、とくに秋は、創造を絶するほど食欲がでる。やはり冬を迎えるために体力をつけておかなければ厳しさに耐えられなくなるからか。または、秋の季節は、快適だから運動をしたりして食欲がでてくるのだろうか。あるいは、秋はさまざまな収穫の秋だからだろうか。

(031104- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.109(Nov./2003)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)109号(2003.11月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「秋の栗」
秋は、味覚の充実する季節でもあり、行楽のシーズン突入だ。とにかく外にでて秋を満喫したい。そして、秋のおいしいものをたくさんたべたい。元気で体力がないとそれもできない。だから、ストレスをためすぎないようにしたい。そんなときセロトニンの分泌をうながす甘いケーキなどはいかがだろうか。ぼくは、秋のケーキの味覚といえばやや古典的な栗でできたモンブランがいい。

(031014- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.107(October/2003)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)107号(2003.10月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「秋といえば」
創刊8周年を迎えた九州発じゃらんは、末広がりで縁起がよい。そして、みんなが幸せになるように元気のよい表紙のイラストレーションを描いています。秋といえば秋祭りの和太鼓が響き渡ったり、秋の味覚に舌鼓を打ったりして、満喫する。郊外にハイキングに出かけ行楽シーズンの楽しさをお互いに喜び合いたいものだ。

(030916- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.106(Sep./2003)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)106号(2003.09月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「夏休みの思い出」
夏休みの思い出は、すいかを冷たい井戸水に浮かべてそれをがぶりと食べたことだ。それだけでお腹がいっぱいになってがぼがぼになった。でも、遊びに夢中になっているとそれもすっかり忘れてちょうど良い状態になる。相変わらず今もぼくは、毎朝すいかを朝食に食べる。水分たっぷりな果 物のなかでは、すいかは王様だと思う。

(030916- kondo update)



  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.105(Aug./2003)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)105号(2003.08月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「夏の海」
海の風は、季節によってこんなにも違うのかと感じる。夏の海の風は、とても爽やかで気分を穏やかにしてくれる。ぼくは、日本海の新潟にある石地という海岸が子供時代に海水浴やキャンプでよくでかけたところだ。そこでの大きな夕日が沈むシーンと海岸で感じた海の風の記憶が忘れられない。ぼくの夏の海だ。

(030711- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.103(July/2003)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)103号(2003.07月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「梅雨明けの夏」
梅雨明けの夏が、待ちどおしくてたまらないときがある。湿気で全身が水浸しになったような不快感を払拭してすっきり、からっとした気分になりたい。この長い梅雨が明けて、さあ夏だ。この解放感は、毎年来ているにもかかわらず、同じ気持ちになるからぼくは、自然の現象に支配されていると実感する。しかし、この季節感が精神的な豊かさを与えてくれる。

(030609- kondo update)



  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.102(June/2003)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)102号(2003.06月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「ドライブ」
ドライブの一番の楽しみは、気分転換だ。それは普段の生活からの脱出にある。では 、普段の生活とはなにか。ここを満足させれば、ドライブに行かなくともよいことに なる。しかし、そうはいかない。普段が充実していなければ、気分転換の日も充実で きるわけはない。つまりドライブを本当に心から楽しむには、満ち足りた自分の仕事 をもつことにある。

(030509- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.101(May/2003)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)101号(2003.05月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「皐月の旅」
皐月は、一年間のなかでもとても快適な季節だ。だから旅行に出たくなる季節でもある。ゴールデンウィークもあるし、ぼくたちの旅行の楽しみを助長する。できるかぎり心がウキウキするものでありたい。おいしい食物でも良いし、友達どうしのおしゃべりでも景色を堪能するのでも良い。皐月の旅は、それなりに快適だ。

(030416- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.098(Apr./2003)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)098号(2003.04月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「春」
春の季節がやってくると、身体がうずくかのようにきれいな桜が咲いたり、春の野菜などからハーブの香を嗅いだりしてうれしくなる。ゆっくりと散歩したりすると全身で春のすべてを感じとることができる。身近な自然の声が歌声に聞こえ、静かなハーモニーとなって響きわたる。ただそれでけで満足する春がいい。

(030416- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.098(March/2003)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)098号(2003.03月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「ひな祭り」
雛壇に並ぶカップルは、静かで美しい。日本の伝統的な儀式的展示物である。そこには、その家族のいわれなどや歴史を感じる。女の子の大切なものだ。見ていて飽きがこない。ロマンチックな思いや悲しみもあったり、厳かな気分にしてくれる。だから、これからもこの日本の神秘的美しさのあるひな祭りを大切にしていきたいものだ。

(030416- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.097(Feb./2003)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)097号(2003.02月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「雪」
ぼくは、授業のため大学へ出校した。雪が降ったため電車が遅れてやっと到着した。大学のキャンパスは、一面 雪景色でシーンと静まり返っていた。学生だと思うが、あちらこちらにいくつも雪だるまができていた。人気のない校内に白い雪の彫刻のようだった。雪だるのオブジェからはじめて、気持ち良い雪の日の風景をもらった。

(030416- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.096(Jan./2003)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)096号(2003.01月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「新年号・ひつじ」
新年明けましておめでとうございます。本年もまた「じゃらん」をよろしくお願いいたします。新たにスタートする年は、大きなもめごともなく、読者の皆さんが幸せでありますように、ひつじ年を迎えたいと思います。また、表紙のイラストレーションは、豊かでしかも楽しい旅になるよう描いています。

(030416- kondo update)


No.080(2002.01)〜No.095(2002.12)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.095(Dec./2002)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)095号(2002.12月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「クリスマス」
いろいろな記念日があるが、クリスマスはとくにプライベートなものになっている。家族だんらんのものであったり恋人同志の静かなクリスマスイブの一夜を過ごす。それは、安定した平和な心と愛を感じる特別 な日だ。だからこそ現代の記念日の大切なものとなっている。ところが、最近は、激しいイルミネーションの家庭的競争もある。

(030422- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.093(Nov./2002)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)093号(2002.11月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「紅葉」
現代人は、都市生活のなかで人工物をあいてに格闘している。情報と称して相も変わらず未来を語っている。ときどきそんな会話にうんざりして、ふと目の前の植物にやたらと反応して原始の世界をイメージして安らぎを感じたりする。秋の紅葉の偉大な色彩 的普遍は、豊かな感情をいつも盛りたててくれる。

(030422- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.092(Oct./2002)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)092号(2002.10月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「おめでとう九州じゃらん7周年」
おめでとう九州じゃらん7周年。ラッキーセブンということになる。縁起のよい数字だ。そして創刊当時のことを思い出す。九州じゃらんが産声をあげた瞬間だからだ。とても嬉しかった。また、7年も継続するとそれなりにオリジナリティがでてきて、それをぼくは、「じゃらん文化」と読んでいる。じゃらんが送った情報は、日本の余暇の考え方を変えたと思うからだ。

(030422- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.090(Sep./2002)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)090号(2002.9月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「金魚」
長岡の父が、金魚を飼うことを楽しみにしていたときがあった。そのとき父親はランチュウ(蘭鋳)をぼくに自慢していた。金魚はフナの飼養変種で、すでに2000年以上も前に中国で飼育されていて、日本には江戸時代初期に渡来し、一般 庶民に愛好されるようになった。ランチュウ(蘭鋳)という金魚は、尾ビレがながく、獅子頭がある特異な形をしていて、熱狂的な愛好者のいる品種だ。この不思議な趣味もやっと、ぼくにはわかるような気がしてきた。夏が来たときにそう思う。

(030422- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.089(Aug./2002)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)089号(2002.8月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「かき氷」
かき氷をうまそうに食べる、麦わら帽子をかぶった男の子を見ると、自分の子供の頃の夏を思い出す。せみの鳴き声や風鈴の響きも、その思い出の要因になる。なんとものどかで平和な夏休みが、過ぎていく最高にすばらしい記憶だ。思い出は言葉だけの記憶ではなく、肌から感じたり音から受ける感情やそこに自分がいる情景からのほうが、ぼくにとっては大きい。

(030422- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.088(Jul./2002)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)088号(2002.7月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「サッカー」
ワールドカップでサッカー熱が吹き荒れている。それと反対にフーリガン対策の話題も大きな問題になっている。ぼくは、サッカーのことには、あまり詳しくないからあの熱狂ぶりは信じられない。しかし、市民の安全だけは、確保したい。そのなかで機動隊が使っていた強力水鉄砲のような撃退放水銃は、すばらしい開発に思えた。

(030422- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.086(Jun./2002)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)086号(2002.6月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「ドライブ」
ぼくたちは、よい季節になると気に入った仲間でドライブしたくなる。会話も楽しいし、いっしょに行動することもウキウキするようなよい気分になる。ドライブはウインドウから見える景色のすばやい移動やさわやかな風の刺激が日常の垢を吹き飛ばしてくれる。これが、ドライブからの効用だ。

(030422- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.085(May/2002)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)085号(2002.5月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「花」
花の美しさを見ると心が動く。こんな簡単に 動くのかと思うほどだ。心が沈んだとき、花 がたくさん咲いてるシーンに出会うと、いっ きに明るくなる。花屋さんの前で花を見るだ けでもいい気分になる。おまけにいい香りも する。自然の中で見る花だったら、さらに自 然環境もあって全身で花の美しさを感じるこ とができる。花いっぱいの野原で、空を見上 げて昼寝をしたいと思うのである。

(030422- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.085(April/2002)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)084号(2002.4月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「花見」
「じゃらん」のことを思うと「季節」「四季」という言葉が浮かび上がってくる。年間を通 してぼく達の感覚が「季節」「四季」に敏感に反応し、生活の喜びとして受けとめているということを知る。また、これによって、行動し生き生きとした活力を得る。春の「花見」などは、この典型で季節の喜びでいっぱいになる。もとは個人の趣味や風流のものでなく、農事の開始に先立つ物忌みのため、野外に臨時のかまどを設けて飲食する行事であったらしい。

(030430- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.082(March/2002)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)082号(2002.3月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「いちご」
いちごがバラ科の多年草だということを、知っている人は少ない。しかも南アメリカ原産のチリイチゴと北アメリカ東部に野生するものとの雑種起源とされている。日本には、江戸時代末期に南蛮船によってもたらされオランダイチゴとよばれるようになった。今は、ジャム、ジュース、ショートケーキに活躍している。
(東海じゃらん033号/東京じゃらん335号)

(030430- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.081(Feb./2002)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)081号(2002.2月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「渡り鳥」
ぼくたちは、大空を自力で飛ぶことはできない。それに比べると鳥の能力は人間にはないものを持っている。だからバードウォッチングという見るだけの遊びが、人間世界で発達した。特に、北の国から南の国までの渡りをする習性などは、ぼくたち人間からみるとなんとも魅力あるものに思える。その一つに、年中旅行して、鳥たちはその地の香りを運んでくる。

(030430- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.080(Jan./2002)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)080号(2002.1月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「ペガサス」
ペガサスは、ローマ時代に不死のシンボルとされていたが、もともとはギリシャ神話に登場する翼のある天馬のことをさす。そして、天にのぼって星座になった。星の好きな人だったらもっと詳しく語れるだろう。かなりロマンチックな架空の生きものだ。夜空のスターといったところだ。ペガサスにまたがって自由自在にはばたくイメージは、いつの時代も変わらない。

(030430- kondo update)


No.065(2001.01)〜No.079(2001.12)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.079(Dec./2001)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)079号(2001.12月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「温泉」
冬になると、やっぱり温泉だ。温かいし、心がリフレッシュする。一年の仕事の疲れもこれで癒され、また新しく向かえる年に元気がでるのだ。温泉と日本人の関係は、なにかと旅を通 して深い。おそらく旅をしたいと想像すると同時に、温泉の湯けむりがサッと浮ぶ。「ゆったり」だとか「のんびり」という身体と心の日常からの解放を温泉が、雪を溶かすように癒してくれるのだ。

(030512- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.077(Nov./2001)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)077号(2001.11月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「紅葉」
紅葉といえば、もみじの紅葉を上げなければならない。色彩の美しい響き合いに人々の心をとらえるのは、もちろん赤色で、その幅のある色彩 のゾーンにさまざまな思いを連想させる。華やかでもあり悲しくもある赤のイメージ。自然から与えられる現象が、赤という色彩 のイメージを作り上げるのだ。秋から冬の厳しさに変わる一瞬の美的変化。または、枯れて落葉する人生への置き換えなどだ。

(030512- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.076(Oct./2001)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)076号(2001.10月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「秋桜」(コスモス)
「じゃらん」のことを思うと「季節」「四季」という言葉が浮かび上がってくる。年間を通 して、これほどまでにぼく達の感覚が「季節」や「四季」に敏感に反応し、生活の喜びとして受けとめているということを知る。また、これによって、行動し生き生きとした活力を得る。春の桜の「花見」などは、この典型であるが、秋には秋の桜「秋桜」(コスモス)で花見はいかがだろうか。季節の喜びでいっぱいになること間違いない。

(030512- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.074(Sep./2001)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)074号(2001.9月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「魚釣り」
釣り、フィッシング。自然が舞台のスポーツとなった今、約1500万人のファンがいる。かつては、食料を確保するための技術だった。ところが、これが大型レジャースポーツとなった。対象魚の多い海釣りから渓流釣りまで幅広い。この楽しい釣りにも、とても深い味わいがあって魚の生態から、それを取り巻く環境までと奥行きがある。

(030512- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.073(Aug./2001)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)073号(2001.8月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「夏の思い出」
夏休みの思い出はたくさんある。その中でも家族で出かけた海水浴の思い出は記憶に残っている。なにしろ、家族でワイワイと騒ぎながら、食事を作ったり、海で泳いだりするだけで楽しくなる。陽が沈めば、海の潮風とともにおしゃべりや花火でときを過ごす。朝、目がさめれば、静かに陽がのぼり、快適な早朝の海辺を散歩できる。歩いているだけで、さまざまな海の生物に出会い新鮮な感覚を味わう。

(030512- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.072(Jul./2001)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)072号(2001.7月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「花火」
最近、長岡の友人から花火の本をいただいた。ぼくは、子供のころから夏になると長岡の花火を自宅の屋根の上から眺めるのがあたりまえの行事だった。今回あらためて花火の本を見ていたら不思議な思いにかられた。人間は、なぜこんな難しい花火をあげるのだろうか。と疑問が沸き起こった。ただ、華やかな美しさや祭りの大騒ぎだけでないもっと違うものがあるのだと。

(030512- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.071(Jun./2001)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)071号(2001.6月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「温泉」
旅館やホテルの外観写真、それに温泉の風呂や部屋などの宿泊施設の写 真を見て、料金と比較して訪れる場所を決めることが多い。実際、行ってみると写 真から受ける印象と大きく違ってがっかりしたり、それと反対称でこれがまた良かったりして嬉しくなることもある。だが、想像は、個人の心の感じ方で大きく左右されるので、その善し悪しは、難しい。確かに、心の問題だ。 (東京じゃらん 310号 2001年06月01日)

(030512- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.070(May/2001)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)070号(2001.5月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「春の旅」
季節はくり返しやってくる。5月のほのぼのとした季節に旅に出る。風のさわやかさを感じたり、太陽の光に包み込まれたりしながら、歩くのは心身ともに、ゆたかな気分にしてくれる。だからといって毎年同じことのくり返しのように思うが、考えてみるとそれは、微妙に異なっている。受けてと送りての関係の違いがそこにある。関係のバランスによって、こころに僅かな変化をもたらすのである。
(東海じゃらん 23号 2001年5月/東京じゃらん 305号)

(030512- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.069(April/2001)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)069号(2001.4月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「桜」
桜をこんなに大切にする国民はいないだろう。桜をみて詩を詠んだり、俳句をひねったりして、楽しむ。わずか一週間ぐらいの花の楽しみに、これほどまでに執着する不思議さをいつも感じる。桜に対しての美的感性が強いのだろうか。そういえば、武士としての美意識のひとつになっている。遠山の金さんや日本の伝統工芸のデザインに使われたりしている。はかなくもあやうい美しさがある。 (東京じゃらん 304号 2001年04月01日)

(030512- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.067(March/2001)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)067号(2001.3月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「いちご」
近ごろのいちごは、美味しくなった。いちごの姿も美しくなった。昔のいちごのあの酸っぱさは、とっくに消え去ってしまった。そのせいか店先に並んでいるいちごは、きれいなお菓子のような感じがしてしまうのだ。果 物というよりは、限りなくお菓子に近づき過ぎケーキのような洋菓子といったところだ。イメージもすでに可愛らしいキャラクターのようになっている。
( 東京じゃらん2/1発売で2/15号、九州じゃらん3月号、東海じゃらん3月号)

(030512- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.066(Feb./2001)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)066号(2001.2月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「カップル」
若者はいつの時代も恋愛の美しさにひかれる。恋愛のかたちは様々なバリエーションがある。あまりにも多くて、きりはないのだが、心理学者はこれを体系化したりする。それにひきかえ芸術家は詩や小説、映画にしたりして、そのはかなさや美的感情を豊かに表現することを試みている。それは、時代状況や家庭環境からもたらす不条理が起因していることが多い。

(030512- kondo update)


  Jalan (travel magazine)
Kyusyu regional edition No.065(Jan./2001)
Cover Illustration
and accompanying note


じゃらん(九州版)065号(2001.1月号)
表紙イラスト/表紙の言葉


「2001年の旅」
2001年は温泉のもくもくとした湯気から始まりたい。それは心身共健全な証しとして、ゆったりとした気分が大切だからだ。やはり、ゆとりのある精神には健全な心が宿るからである。そこには21世紀に対する指針がはっきりと見えてくる。そのためにもときどき、旅に出かけ、疲れた心を癒し、また立ち向かうエネルギーとパワーをつくりあげる温泉を活用したい。
( 東京じゃらん通巻295号/北海道じゃらん1月号通 巻76号/九州じゃらん1月号通巻65号)

(030512- kondo update)