本学を卒業後、職業人として多くがまず直面することになるマスマーケットへのデザインに対し、大学内では学生の成果の評価を実際のマスマーケットに照らすことは難しく、本学では今まで手つかずであった。しかし今や、目まぐるしく変化する価値観を先取りして、市場を開拓していきたいと試みる企業は、次世代の価値観を担う学生の潜在能力を必要とし始めている。次の価値の先取りである。こうして、デザイナーの卵としての実社会の風上に控えている学生の提案は、社会的に妥当性のあるものとして企業に受け入れられ、実施される。 |
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ここで初めてマスマーケットの中で、エンドユーザーの評価を受けるという仕組みが生まれる。これが地域・社会と連携した産官学共同プロジェクトである。
このプロジェクトは広く全学的な組織に支えられ、様々な学科の学生が参加をし、履修することができる。これは、チーム力を活かした超学科教育により幅広いデザイン提案を行う、革新的なデザイン教育の取組である。 |