松本観光ステーション13.5
長尾 梓
作者によるコメント
松本市の二大観光地・市街地と山岳地帯。環境や体感気温が異なる点に目をつけ、「着替え」をテーマに2ヶ所を繋ぐ新たな観光拠点を提案した。様々なスケールでデザインを行い、それに至るまでの調査分析とともに企画書にまとめた。
担当教員によるコメント
街歩きから山歩きへ簡単に移行するための拠点である。街の観光に来た人をそのまま山へ誘うことや、山歩きの装備を持っていなくてもここで借りてそろえることができるなど、今までにない観光方法を提案している。街の観光と山の観光が近い距離にある長野県松本市を選び、街と山の中間地点に敷地を設定している。このプロジェクトの価値は、すでに存在する観光客の移動方法に応える施設ではなく、新しい人の流れ方を誘う施設として、新しいソフトの提案の上に成り立っていることにある。造形としてもこれから山へ向かう場所の景観を大切にし、ゆるやかな等高線を意識した控え目でさわやかなデザインにまとめているところが評価できる。
教授・岸本 章
- 作品名松本観光ステーション13.5
- 作家名長尾 梓
- 作品情報企画・設計
計画地:長野県松本市波田
模型 W1800×D700mm
企画書 A4ファイル(80ページ) - 学科・専攻・コース
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