多摩美術大学で陶の講座が開講されて40年になろうとしています。
この間、陶の本質を広くとらえ直した独自の教育を積み重ねながら、高い効果をあげてきました。
この蓄積の上に立ち、私たち多摩美術大学 陶研究室では、日本の大学における陶教育を検証する共同研究を2006年より始めました。
日本の主な美術大学から先生方をお招きし、それぞれの大学で陶芸教育がどのように実施されてきたのか、
その過去と現在と未来を発表いただいて検証と研究を重ねて来ました。
美術大学で行われるべき「やきもの」の教育とは?
多摩美術大学の陶教育は、どうあるべきか?
近年の変化著しい工芸概念の変容と、大学を取り巻く環境の変化を受けて、
大学における新しい陶教育のあり方を研究し提言することが私たちの目的です。