CPUE 2011 『DROP ME!』


本展では、作品とその外側との「繋がり」や「関係性」を意識させるアーティスト6組が、それぞれのアプローチによって開催地域のリサーチ/フィードバックや、鑑賞者との対話を行いました。
ひとすじの雫が滴り落ち、深く緩やかに浸透していく運動のように、展覧会が様々な位相を通じて町へ浸透し、その場所との親和性を紡ぎだしていく。そのことへの強い願いからタイトルを「DROP ME !」としました。
かつて、横浜の労働者を支えてきた下町―若葉町は、タイ、中国、韓国などを始めとする飲食店が立ち並び、他の町ではなかなか見ることのできないマルチ・エスニックな雰囲気を醸しています。その一角にある本展の会場「Nitehiworks」。そこは、築40年以上の銀行をリノベーションしたオルタナティブ・スペースで、吹き抜け構造や当時使用されていた金庫がそのまま残されており、キュレーションの新たな可能性を予感させてくれます。  

■ 開催期間:2011 年 11 月 17 日 - 11 月 23 日
■ 会場:Nitehi works
■ 出展作家:岩井優、SONTON、岩崎岳留、松延総司、山本聖子、中島崇
■ 総合アドバイザー:長谷川祐子(東京都現代美術館チーフキュレーター)
■ 空間アドバイザー:近藤哲雄(建築家/近藤哲雄建築設計事務所)
■ サイト: www.2011.cpue.org